「2024全国鳴砂サミットinたざわこ」に参加しました
令和6年11月16(土)~17(日)秋田県田沢湖町で開催された「2024全国鳴砂サミットinたざわ湖」に、参加しました。全国鳴き砂サミットは隔年開催となっており、前回(令和4年)は、いわき市で開催され、今回(令和6年)は、「田沢湖ざっくばらんの会」が中心となって開催され、当会からは3名が参加し、田沢湖鳴砂の現地調査、活動報告を聴講してきました。
1.日 時:令和6年11月16日(土)~17日(日)
2.開催地:秋田県仙北市田沢湖(会場:亀の井ホテル田沢湖)
3.参加者(3名):桶田理事長、小堀副理事長、田中事務局長
4.プログラム
1)11月16日(土)
①田沢湖鳴き砂現地調査
②田沢湖クニマス記念館~田沢湖たつ子像視察
2)11月17日(日)サミット
①基調講演「田沢湖が生んだ貴重な鳴砂」 原口 強氏
東北大学特任教授、(株)STORY代表
②活動報告2件(田沢湖ざっくばらんの会、生保内中学校)
③サミット宣言(生保内中学校)
1.現地調査(田沢湖鳴砂)
田沢湖の鳴き砂は、現地では鳴きませんでした。見た目はきれいに見えましたが鳴き音はでません。いわきの鳴き砂は、洗って(ペットボトルに入れ数十秒撹拌)乾燥させれば良く鳴きますが、田沢湖の砂は少しの洗浄では鳴かないそうです。超酸性の影響なのでしょうか・・・? ペットボトルに入れ、4000回以上撹拌しないと鳴かないそうです(実験されたそうです)。粒径は大きく不揃いな粒です。どのような成分が付着して鳴かないのかとても気になりました。田沢湖は、湖のため波が小さく洗われる力が弱いことも挙げられるとのこと。砂浜は、地元との方の清掃のおかげで、きれいな状態でした。
2.視察(クニマス未来館、たつ子像)
クニマス未来館では、田沢湖で絶滅した原因や復活に向けた歴史が展示され、館長さんから丁寧に説明していただきました。
3.サミット
(田沢湖芸能振興会)
サミットでは、田沢湖の白浜をきれいにする活動をしている団体に、田沢湖ざっくばらんの会から感謝状が贈呈されました。基調講演では、原口強先生から「田沢湖が生んだ貴重な鳴砂」と題して、田沢湖で行われてきた調査を踏まえ、鳴砂復活の期待について話されました。
活動報告では、ざっくばらんの会と地元生保内中学生の2件の報告があり、地域全体で田沢湖の鳴砂の復活に向けて期待が大きいことを感じました。アトラクションでは、仙北市無形文化財に指定されている踊りが披露されました。
最後に「サミット宣言」文を採択し閉会となりました。鳴き砂の保全と継承について活動を続けていく必要性が改めて全国のメンバーと共有することができました。