いわき市立四倉中学校で出前授業を行いました

R6年9月10日(火)に、四倉中学校1年生の総合的な学習の時間『地域の自然班:オーシャンタイム』で、鳴き砂の座学と現地調査、砂山競争の授業を行いました。

1.日時:令和6年9月10日(火)13:30~15:20
2.場所:いわき市立四倉中学校 体育館及び四倉海岸
3.対象:いわき市立四倉中学校1年生80名

1.座学(体育館)

鳴き砂の座学では、福島高専の山田先生(鳴き砂を守る会会員)が講師となり、高専の学生会員4名がアシスタントを務めて、鳴き砂と普通の砂の2種類を使用し、鳴き音、マイクロスコープで拡大した見た目、ふるいによる粒径分布を測定し、2種類の違いを確認しました。

鳴き砂は、キュッキュッ!ときれいな音が出る事、石英が多く含まれ、白っぽく見える事、粒径が揃っていることがわかりました。そして、鳴き砂に赤いチョークを入れると音が出なくなることが確認され、この赤いチョークは海岸ゴミを表現していることを理解し、鳴き砂はきれいな砂浜にしか存在しないため『海岸環境のバロメータ』と言われていることを学びました。

2.現地確認(四倉海岸)

体育館で確認した鳴き音を現地でも確認することが出来ました。手で擦って出る音、すり足で出る音も確認できました。

3.砂山競争

せっかく砂浜に出たので、砂山競争(高さを競う)を行いました。参加生徒80人を1チーム10人に分け、ミニシャベルを各チーム5本ずつ使用し、制限時間6分で、3分経過でシャベルを持つ人を交代しました。
優勝49cm 準優勝47cm 3位45cm ・・・・・8位34cmという結果でした。

4.まとめ

生徒さんから、鳴き砂は、「きれいな砂浜にしか分布しないことが分かった。ゴミを減らすよう心掛けたい」、「四倉の宝として、大事に守っていきたい」という感想がありました。

とても暑い中での授業となりましたが、生徒さんの感想を聞いてとてもうれしくなりました。みんなできれいな海岸となるよう心がけ、次世代に繋いでいきましょう。高専の学生会員の皆さん、夏休み中にも拘わらず参加していただき、ありがとうございました。

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