福島高専公開講座ー親子で学ぶ『鳴き砂ってどんな砂?』ーに参加しました。
令和6年7月15日(月・祝)いわき市豊間中央集会所において開催された、福島工業高等専門学校の公開講座ー親子で学ぶ『鳴き砂ってどんな砂?』ーに参加しました。当日は残念ながら雨模様となったため、豊間海岸での鳴き砂体験は行えず、室内にて『鳴き砂の座学』と『砂絵体験』を行いました。
1.日 時:令和6年7月15日(月・祝)13:30~
2.場 所:豊間中央集会所
3.参加者:いわき市内小学5年生~中学1年生と保護者 8組 19名
福島高専学生7名(うち6名:いわき鳴き砂を守る会学生会員)
鳴き砂を守る会4名(うち1名:福島高専教員 山田先生:講座講師)
4.内 容:①鳴き砂と普通の砂の「鳴き音」・「見た目(目視&マイクロスコープ)」の違い比較
②鳴き砂ができるまでの過程、鳴き砂が汚れた場合の違い体験
③鳴き砂と普通の砂の粒径分布を調べる
④砂絵の体験
1.砂絵の完成(参加の皆様)
2.鳴き砂と普通の砂の違い
鳴き砂は普通の砂よりも、粒が細かく、粒径が揃っていることがわかりました。
鳴き砂にごみ(赤チョーク粉)を混ぜると鳴かなくなることが分かった。海岸にごみが少なくなることが、鳴き砂の保全に需要であることを学びました。
鳴き砂は、ゴミの少ないきれいな砂浜に分布することから『砂浜環境のバロメータ』と言われている。
鳴き砂の原料は、阿武隈山地の花こう岩で、風化した花こう岩が、山から川を流れて海に出てくる。波にもまれて、石英という鉱物の比率が多くなった砂が鳴き砂となる。
鳴き砂ができるまでには、400万年もの長い年月がかかっている。
3.砂絵体験
初めての砂絵体験、とても手際よくきれいに仕上がりました。
3.まとめ
当日は雨が降り続いたため、砂浜で鳴き砂を体験することができずに残念でしたが、鳴き砂と普通の砂の違いや、鳴き砂は環境のバロメータといわれており、保存するためにはゴミを減らし、きれいな砂浜とすること必要であることを学びました。
スタッフの学生さんのサポートがとても良く、講座がスムーズに進みました。
参加された皆様、お疲れ様でした。今度は晴れた日に砂浜で鳴き砂を体験しましょう!