小野町立小野小学校で、福島高専の出前授業『鳴き砂について知って楽しもう』が行われました
『鳴き砂について知って楽しもう』をテーマに、福島高専の出前授業が、小野町立小野小学校で行われました。福島高専の山田貴浩准教授と電気電子システム工学科の学生さん2名が講師となり、鳴き砂のできるまで、鳴き砂の鳴き音体験、鳴き砂と普通の砂の粒径の違いをふるい分け試験を行い考察、鳴き砂にごみが混ざるとどうなるかを実験しマイクロスコープで確認・考察を行いました。
・日 時:令和5年11月9日(木)
・受講生:小野町立小野小学校第6学年65名(3クラスを個別に実施)
・講 師:福島高専 山田貴浩准教授、学生2名
鳴き砂体験、キュッキュッ! おー! かわいい音、初めて聴いた!!
鳴き砂と普通の砂のふるい分け試験を行い、その違いを確認しました。鳴き砂は粒径が揃っているのに対し、鳴かない砂は粒径にばらつきが大きいことが判明しました。
鳴き砂に赤チョークの粉を混ぜてみたら、鳴き砂の音が消えた!(赤チョークはマイクロプラスチックの代用)
鳴き砂は、ごみがあると鳴かないことが分かった。鳴き砂は、きれいな砂浜にしか存在しない。『環境のバロメータ』と言われていることを知りました。
いわきの鳴き砂は、阿武隈山地の花崗岩が夏井川を流れて海に行き、小さくなり、石英が多くなって鳴くことが分かりました。
鳴き砂はゴミの影響を受けて鳴かなくなるので、ごみを出さないことが大切です。海にポイ捨てしないことだけではなく、川にごみを捨てないことも大切です。
特にプラスチックは、小さくなっても溶けて、なくならないので、出さないように気を付けていきたい。
阿武隈山地の川をきれいにすることが、鳴き砂を守ることに繋がることを知りました。
身近な自然を守りたいです。小野町の多くの人に鳴き砂の事を知ってもらいたいです。(抜粋)
小野小学校の生徒さんの環境に対する熱い想いがたくさん詰まった感想文をいただきました。ありがとうございます。生徒の皆さん、鳴き砂を地域の宝として守り、海岸環境・河川環境の保全について、これからも考え、一緒に行動していきましょうね。
講師の山田先生、学生の皆様、大変ありがとうございました。